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【舞台感想】Juice=Juice主演『タイムリピート ~永遠に君を想う~』

大森望のSF観光局note出張版#02「演劇女子部 タイムリピート~永遠に君を想う~」ゲネプロレポートより



役名は公式サイトから。
演劇女子部「タイムリピート~永遠に君を想う~」特設サイト
※期間が過ぎたため、現在削除されています。しばらくすると次の演劇女子部特設サイトになります

演劇女子部「タイムリピート〜永遠に君を想う〜」 | オデッセー

Juice=Juice
 
ルナ(鉱物学者) 稲場愛香
ソーマ(宇宙物理学者) 宮本佳林
 
アリサ(船長) 宮崎由加
ジン(副船長) 金澤朋子
エイジ(機関長) 高木紗友希
リョウ(料理人) 植村あかり
マドカ(医者) 梁川奈々美
ツグミ(通信士) 段原瑠々
 
〔 新グループ 〕*1
 
レオナ(軍人) 高瀬くるみ
カナタ(軍人) 前田こころ
テル(機関士) 清野桃々姫
ミカ(操舵手) 山﨑夢羽
エリー(操舵手) 岡村美波

※ルナとソーマ以外は単なる序列順(加入順→年齢順)にしてあって、その辺も謎解き要素のためなのかなーとか思ったり。

脚本 太田善也
演出 西森英行(Innocent Sphere
音楽 和田俊輔
振付 YOSHIKO
プロデューサー 丹羽多聞アンドリウBS-TBS
主催・企画・制作 BS-TBS/オデッセー

その他関連サイト等は最後に。

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情報を聞いた時、まずは「Juice=Juiceにまた舞台があるのが嬉しい!」てのが一番の気持ちでした。だって4年ぶりだよ!!!?

ただ、確かFC先行の時点ではタイトルも分からなくて、「これでチケット申し込めっちゅーんかいw」とは思いつつw、「でも嬉しいからチケットは取っとこう!」という感じ。
この時に取ったのが公演期間終盤、10/7 15:30公演でした。

その後タイトル、あらすじが公開された時も「SFのオリジナル舞台とかチャレンジャーすぎない?不安しかない……」と思ったりしたり……w


そんな不安しかないという感覚が「これはもしや面白いのでは?」に変わった最初は、ビジュアル公開で佳林ちゃんのソーマくんが最高だったこと。
あの時の佳林ちゃんのブログかなりTwitterで拡散されてましたよね。二次元ヲタク直撃感ハンパなかったです、佳林ちゃんは三次元ですけど!

ameblo.jp


次は、金澤さんがアシスタントされてるラジオ「爆夜」の9月17日放送でちらっと言及されてた時の内容。これで「ストーリーも良さげなのでは?」となり。

その後、舞台前にやってたトークイベントの内容でも、Webのインタビューでも同じ感想に。*2

PICK UP IDOL Juice=Juice | HUSTLE PRESS OFFICIAL WEB SITE



そして初日以降、いろんなとこでタイムリピートが褒められてるのを見て「一回と言わずもっと行きたいんですけどー!」って気持ちが抑えられなくなってきたものの、台風の進路に2週にわたりハラハラさせられてどうしていいか分からない時期が続き。涙 *3

で、「やっぱ行こ」って決めたのが10月に入ってから。
前日10/6の15:30公演を買い増しました。


(というわけで、以降ガンガンネタバレしていきます。)



そんなこんなで迎えた私の初タイムリピート。

……終わった後しばらく席から立つ気になれなかったし、歩いてても虚脱感みたいなものがあってすっごいふらふら歩いてしまいました。(危ない)

初見だし、最後列だったのもあって表情がわからなくて……ってこともあったのか、ルナやソーマの感情の変化についていけないところも一部あったんです。なんせ時間がない中でタイムリピートも謎解きもするから駆け足ですしね。

でも、全てに満足とは言わないけど、もうこの初見の時点でいい舞台って思いました。ちょっと無理したけど、一回増やして本当に良かったなーって。

多少の瑕疵があっても歌で強引に感動させられるところもJuice=Juiceの強みかな、なんてことも思ったんんですけど、思い起こしてみると演技もそうだったんですよ。

ちょっと納得できないな~とか、もうちょい違うやり方の方が><みたいなことをちらっと思うところはあっても、演技由来で集中が切れてしまうってことがなくて、ずっと物語に入り込んで見ていられた。
どのキャラクターもメンバーでなくそのキャラクターに見えた。納得できないとか言ってるのになぜか初回から涙ぐんでました。
そういう舞台を、Juice=Juiceで観られたことが本当に嬉しいです。
初主演舞台も初主演ドラマも好演してきたとは言え、ハロプロの中では芸歴に比して舞台演技経験が少ないグループだったので。


翌日、最初から取ってた10/7 15:30公演は前方席。
近くと遠く両方で観られたのも嬉しかったです。

近くだと表情にしろなんにしろ、情報が全部見える感じ。
一部メンバーさんとメンバーさんが被って大事なとこで表情が見られないーってこともありましたが、最初から最後まで、楽しかったし泣いたし入り込んで観てました。
2回目なのにふらふらになってしまった……。


この舞台、いろんなことが分かってから観る2回目だとなんでもないと思ってた言葉に泣けてきたりするし、「これも伏線だったのか」がいろいろあるし、やっぱり2回観ておいて良かったなというのも思いました。
そしてDVDが出たらまた観たい。できれば舞台全体を映した映像かマルチアングルください。あと千秋楽の終演後の挨拶もください。金は払う←


2回目の話に戻って。
イムリピートするぞ!って声をかけられて手をつないだ時の歌、わけが分かってる人達の力強さと、まだわけが分かってない人達のそれぞれの戸惑い方の違いが面白かったりしました。
レオナ少尉の「戸惑ってるんだけど強め」な表情とかすごくらしかったです。「あなたたち何をやってるの!」な船長も、戸惑ってても強いんだけど船長の方が芯のある感じ。

あと、副船長ジンが話すと荒唐無稽なはずのタイムリピートの話を「信じよう」みたいな雰囲気にスッと変わることに2回目で気付いて、キャラ紹介ソングでも言ってたようにいろんなクルーの相談に乗ってきていて、そんなあれこれでみんなに信頼されてるのかな~とか思ったりしました。考えてみたらリピート前のルナの当たりもちょっと緩くないですか?
ジンさんほんといい上司なんだろうな。好き。


この舞台は宇宙船エスペランサ号の内部だけで話が進むということと、あとはおそらく推理物の要素も持ってるからだと思うんですが、照明の当たってるメイン演技の横で、照明の暗い周辺エリアにほとんどのキャラがずっと残って何かしらやってる様子が見られる、というのがありまして。(だからマルチアングル略)

2回目はそっちもちらちら見てたんですが、この回は収録回だったので後半公演にしてはアドリブ色薄めだったみたいで、みんな雰囲気を壊さず、ずっとその役の演技を続けてる感じでした。

他の公演だとそこでジンがアリサに♡書いたりしてふざけてたと聞いて「金澤さんが舞台でアドリブを……!」って感動したり(?)w、「そういうのも見てみたかったな~」と思ったりもしましたw

あと大事な小道具、探知機をエイジから奪い取って走ってくはずの場面で、探知機が手元から客席に落ちてしまったのを動揺も見せずに飛び降りて回収して予定通りかっこよく走っていったというレポを見て、私は話だけで感動しました。

後日のラジオでは、ジン金澤さん曰く「同じところでもう1回ハプニングがあって、探知機を紗友希(エイジ)から奪うところで持ち手と光るところに分離してしまって。『ポン!』って音がして。でも紗友希の方は手に隠れるぐらいの大きさだったからそのまま持っててもらって走っていった。この時はお客さんにはバレなかった」ということもあったみたいで、私は話だけで(略)。

私の見た回でそういう困ったハプニングは幸い無かった(たぶん)んですけど、なんか……そういう場面がすぐ想像つくような、そういうかっこいい落ち着いた副船長さんでした。


あとは初回の時のことを振り返って考えてみると、遠くの席からでも表情が見えるような気がしたのがエイジだった気がします。
舞台観劇に慣れてないので分からないんですけど、体の動きとかが表情とリンクしてるからなんですかね。エイジさんとても良かったです。初回からいつ見てもエイジさんだった。*4

そういう遠くからの見え方に関しては、Juice=Juiceが舞台演技に慣れてない面があるのかな?という気がした一方で、娘。に比べると小さめの箱だから、演出面でもそういう感じになってるのかも?とも思ったりしました。クッキー食べる時の表情とかもそうだし、あと、あんまり大げさにするのもキャラじゃない役もあるし。
それとこの舞台の推理要素。ちょっとした反応から謎解きを楽しむっていうあたりも、会場サイズを考えた演出なのかもって感じがしました。


ルナとソーマは2人とも演技すごい!って言われてて、+こういう賛辞に関してはエイジもセットな感じ*5。でもこの3人のすごさってそれぞれ違うよなという感じもして、エイジは↑で言ったようなところ、演技の呼吸とか距離感とかが全部ちょうどいい!って感じ。セリフも癖のあるしゃべり方してるのにはっきり聞き取れた。

ソーマは「佳林ちゃんどこ!?ってぐらいソーマだった」という感じで言われていて、いや、私もほんとそう思いました。元々歌の面でもその話の主人公を演じ切るのが上手い人だから方向性としては納得ではあるんですけど、それにしてもなりきり度がすごかった。ソーマはどもる癖もある役だから、早口で聞き取りにくい話し方が演技なのかどうなのか分からなかったりしたけどw、何度も観劇されてた方が「毎回決まったところで噛んでる」とおっしゃってたのでたぶんあの噛んでたとこがそうなんだろうなと。

佳林ちゃんも役作りに今回すごく苦労したと言っていて、その役と自分との距離というのも分かるし、でもソーマは佳林ちゃん以外ありえないっていうか「男の子の佳林ちゃんってこういう感じかな」という気がしてそれも好きでした。

ルナについて語る前にほんとは稲場さんの前回出演作品「気絶するほど愛してる!」を見るべきではという気がしてるんですけど、というかとっくに評判聞いて買ってたんですけどまだ見られてないんですよ(おい)。だからだいぶ2人に比べて浅い感想になってしまうんですけど、、

憑依型ではない気がするんです。そっちじゃなくて、役を自分の方に引っ張ってくるタイプのように見えます。あと、何がうまいと思ったっていう話をしたいところなんですけど何がっていう感じじゃなくていろんな点で過不足ない感じ。違和感がないのがすごいみたいな。といってもエイジとは違うタイプのような気がする。「役を自分に引っ張ってくる」のあたりなのかな。。
気絶を見てみたら感想が変わるか、一旦楽しみに置いとこうと思います。

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それから、アリサ船長について。

「仲間を信じられなくなったらおしまいよ」という台詞があるのですが、船長にまでなってる、若いとはいえそれなりの年齢の人なので、出自はエリートであるにしても今までそれなりの経験はしてきてるはずだと思うんですよ。
脳内まるっきりお花畑ではここまで来れないと思うし、クルーの信頼も得られないと思う。
普段の振る舞いもしっかりした女性という感じでかっこよくて、そう上でも既に書いてるんですけどかっこよかったんです!
宮崎さんは元々ふわふわな人だからこの役作りには苦労されたみたいなんですけど、ほんとにかっこよかった。人望があるらしいジンのさらに上に立っていることに納得できる、信念を持った船長でした。


うん、だから決して理想論だけの人ではないと思うんです。

だから、「仲間を信じられなくなったらおしまい」って信念を持つような何らかの経験をしてきてるんじゃないかな、という気がするんですよね。(これ、「アリサのスピンオフ作品が見たい」と言ってる方々もいて、「ほんとそれ!」って思いました。ていうかいろんな役のスピンオフが観たいです……。)
人の心の綻びから悲劇は起きるし、悲劇まで行かなくともあんな閉鎖空間で信頼し合えないというのは大変。

ジンがアリサの家族構成を知らないってあたり元々の知人ではないと思うんですけど、船員の人選にある程度アリサの裁量権があるとしたら、ジンの評判を知っていてそういう、閉鎖空間で人の心をケアできる人を選んでるのかなというのも思ったりしました。


それから、医者のマドカと通信士ツグミ

梁川さんは2回目(初回の役柄を考えると1.5回目な感じらしい?)、段原さんは初舞台。
2人とも、事前にはかなりプレッシャーを感じてたようなんですけど、舞台期間後半だったこともあったのか、なんの違和感もなくその役柄で見られました。
というかですね、私の根気の問題で感想をJuice=Juiceにほぼ絞ってしまってるんですけど、ほんとみんな違和感なかったです。これも嬉しかったところ。

マドカは、自白剤なんてあるわけ……「あるわよ?」のシーンが好きでした。あのしれっと感がとても良かったですw。冒頭、シリアスにルナとやり合うシーンもあるんですけど、私は自白剤のとこのしれっとな感じから薬を使った事前検査を船長に提案していたことに繋ぐあの流れが好きでした。

ツグミは最後一歩手前に静かなシリアスシーンからの激しいシリアスシーンがあるんですけど、「顔、洗ってきていいですか」それから「分からないの!!」っていう、それぞれ空気を変えるところの台詞が好きで、印象に残ってます。「顔、洗ってきていいですか」で元々の彼女の顔が出てくるという感じがしました。それに対しての船長の「……いいわよ」も良かったな。。

それとそういえばな話、梁川さんが日頃苦労してる滑舌もほとんど気にならなかったし、段原さんの方言も(そういえば宮崎さんもイントネーションは訛ってるはずの人なのに)てんで気にならず自然だったと思います。


最後に料理人のリョウ。

ここで一つだけ不満を書くんですけど、うえむーにもっとしっかりした役が欲しかった!!いや確かにテンション高い時の植村さんはこういう人だよ!←w そして笑いも舞台には必要だよ!楽しかったよ!← 楽しかったんかい
でも植村さんの演技の良さはあまり出てなかった気がするんですよなんでだろう。これまでの役と方向性が違いすぎるから……?

船長と同じく、人を信じる人だというのはシリアスシーンの言動で出てるんですよね。その背景をもっと想像させて欲しかったという気がします。船長とはもちろん違う方向でしょうけど。
強いて言えば、もしかしたらという素人の想像だけなんですけど、植村さんの演技の方向性が映像向きなのかも、とか。そういう可能性もあるんですかね?もしそうなら、映像演技の場もどこかでまたあったらいいなって。ハロプロ、映像あんまりやってくれないんですけど、あってほしいなって。



クルーの人選関連で言うと、ジンがソーマを前から知ってるというのはどういう繋がりで?というのも気になります。
ルナはレオナ少尉の推薦で、じゃあツグミは?というのも気になるところ。
同じ船にあの二人が乗るのは計画されたものだと思うんですけどたまたまなのかな。
(任務的には幼馴染である必然性はないとは思うんですよ。スパイ界の常識(?)的にはどうなんだろう……明確に仲間と思える人がいる方がいいのか、そうやって固めると一緒に裏切る可能性が増えるのか。)
例えばある程度限られた期間、限られた船への乗船募集という形であれば、狙って二人を乗せるのも可能ですかね。

あ、あと、暗号通信を行う通信士って専門職だと思うんで、こちらも軍からの推薦というのもあり得るかなあと。
ルナは度々ソーマと意見を戦わせてたけど、ツグミはそんなことしなかったから出自が問題にされなかったとか。とか、軍からの推薦なのが当たり前の職種だから以下略だったかも。

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以下、細かいところで考えたこと。

(これなんとかならないのかな〜〜と思って考えたことなので、物語的には一部ちゃぶ台返し感あると思います^^;)

  • ルナが「私、科学者なのになんでこんなことも思いつかなかったんだろう」的なこと言ってたところ。
    • 初回観劇では「気を張ってて疲れてるから」ぐらいに思ってたんですけど、原因が惑星ではなく爆弾だという核心に迫るルートだから思いつかなかったのかも?という気がしたりもしました。
  • それと、ルナの初回タイムリピート時の反応に被害妄想っぽさ、というか騙されることを怖がる気持ちがはっきり出ていた感じが、人物造形の確かさを感じて好きでした。

 

  • 単純になんですけど、ツグミの送る暗号が一方にとり「見つけた」で他方にとり「無かった」なのは、真実「無かった」信号を送りたい時はどうするんだろう?と。これまでも他の星見つけては「今回は違ったか~」って感じで何度となく送ってきてるはずなんですけど……
    • あとから結局謎の「ほんとに無かったバージョンです」暗号を送ることになって、結局めっちゃ怪しいと思うんですよね
    • 実際にはルナのチップから出てる信号で分かるんですけど、それをツグミは知らなかったわけなんですよね。ツグミはどうしてたんだろう?と思うし、苦労してスパイ2人送り込んでる意味!という気もしたり
    • いや、もしかしたら完全に暗号の意味を逆にしてたってことかもしれないんですけど、それだと「あった」で送られた連邦軍本部がその後の指示を船に送ってきたりして絶対ややこしいことになるじゃないですか。だからそれはないと思うんですよ。

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  • もう一つ、暗号が常に傍受され解析され済みってことを互いに認識し合ってる状態で、お互いに広すぎる宇宙を何万光年も離れてバラバラに探しまくってると考えると
    • 味方も遠いけど敵も遠いと考えるのが妥当では?っていうのが一番気になってるところです。
  • つまり帝国軍だけがエスペランサ号にすぐ迫れるというのはハッタリなのでは?ということなんですけど。

 

  • 特に判断の主要人物のルナやツグミは帝国軍はなんでもできるみたいに洗脳されてる可能性が高いし(逃げても無駄だと思わせておかないとあの広大な宇宙でスパイなんて裏切られたらおしまいでは?と思うし)、ソーマも幼少時の記憶で「帝国とにかくめっちゃ怖い」と思ってるかもしれないし。
    • でも実は帝国にも穴はあって、ソーマが今も生きてることだってそうかもしれないし
    • そもそも何百という国が生き続けられているのも、冷戦してる連邦側が無事なのもそういうことでは?と

 

  • 簡単に船を爆破してしまえば宇宙法に基づいて裁かれることが分かってるから、わざわざ人間の脳にチップ爆弾埋め込んだ上にあんな回りくどい映像仕込んで証拠隠滅してると考えると、実際いつでもルナを爆破なんてできるけど、それでは周囲の国への言い訳が立たないからやってない……っていうこの状況は希望にもなり得ると思うんですよ。
  • 例えば、爆弾のスイッチが入らないうちに星から離れてさっさと友軍に状況説明をして友軍にも全力でこちらに向かってもらい、そしてそれを全世界に傍受……というかむしろしっかり聞いておいてもらって、重力の届かないところでルナを脱出させるしポッドと通信し続けます映像も残しますっていうのも聞いてもらって、食糧も分けて宇宙で待っててもらうとか。でエスペランサ号は劇中でやってたのと同じように星に着陸して所有権を得て待つ。
  • 「食糧だってもたない」っていう件も、救援にそれだけ時間がかかるならエスペランサ号が帰還するにも時間が必要なはずなんですよ。だから、あれだけのクルーが帰還まで食いつなぐだけの食糧はあるはずですよね?
    • 脱出ポッドに積める食糧に限りがあるってことなのかなーとも思うんですけど、もしそうなら、さっき書いたとりあえずルナを放出しておいて一旦エスペランサ号は着陸、占有権取ってからルナポッド救出で大丈夫なんじゃないかなあと

 

  • もちろん、ルナが単独爆破されてしまう(星から離れた分、タイムリピートもできないで死んでしまう)危険がゼロというわけではないですけど、船の爆破の記録が残ることを恐れてるぐらいだから、ツグミを説得してそもそも帝国軍に信号が送られないようにして、エネルギー検出スイッチも入らないうちに脱出させておけばルナも無事、占有権取ったエスペランサ号も無事、なんじゃないかと思うんですよね。
  • 不確定要素がある分、ルナはそれを良しとしてくれなそうではあるけど、船長がああいう人なのでタイムリピート記憶のある状態であればやってくれるのではと思ったり。します。

 

  • それにしても、「人間爆弾を作っておいてその記憶を消す」という方法の万能さには帝国軍、自信を持ってるんだろうなって気がしますね。ついでに証拠隠滅もできちゃうし
  • 幼なじみを、一方が記憶なくしてる不自然な状態なのに一緒の船に放り込むなんて雑な真似……いくら任務中は話しかけるなって言ったって何かの拍子にルナが記憶なくしてることを知ったツグミが記憶戻しちゃうっていかにもありそうなことなのに……(ってまあ、この辺は脚本の都合上、ですよね^^;)

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  • ……このルナの脳内のチップなんですけど、取り出すとかは無理にしても、コードを書き換える(それこそウイルスとかで)ではどうなんでしょう?ジンやエイジはその辺りの知識もあるのでは感あったので。
    • いや、どっちにしても専門ではなかろうし、1回20分しかないのにウイルスプログラ厶書けるまでに何回死ねばええねんってことではあるんですけど。道具・設備の足りない中でマドカが脳外科手術するのとどっちがマシかな^^; 記憶しか一緒にタイムリピートできないっぽかったので、どちらも時間切れ=やり直しになっちゃうだろうし、厳しそうですかねー
  • あとは、通信だけでもどうにかして切れば帝国軍への情報が飛ばなくなるし遠隔爆破の心配がなくなるんじゃないかなとか。この時代の通信がどんな感じか分からないですけど、体内に埋め込んじゃってる物が何万光年って距離を直で通信ってできないんじゃないかなーと思うので、今のインターネット網みたいな、元々ある通信網を介在した通信だったりするんでは??とか思ったりするんですよ。

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  • あなたが乗船前のチェックを拒んだのだ、あなたに責任がある、(今度こそきっちり)厳しい対処をしろみたいなことをレオナに言われる時、アリサ船長が「……はい」と応えるところ。責任者としての辛いシーンだと思うんですけどそこが好きでした
    • 責任者、上に立つとはそういうことで、権限があるというのは結果について責任を負わなくてはいけないということ。だってあなたが決めたのだから、だからクルーは従ったのだから、という
  • ところでそのシーン、レオナの方も「星に帰ったら処分を待っていろ」みたいなことを言うキャラにだってできたはずだけど、そこまでは言ってないところにレオナの人間味を感じたりしました
    • これは2回目に観た時に近くでいろいろ悩むレオナの表情を見られたこともあると思います。

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この舞台の問題点、ソーマとルナの恋愛的な心情変化が急すぎないかというところがあると思うんですが。。
これは表情のほとんど見えない最後列でしかも初観劇で見た時にはなかなか厳しかった、急すぎるとたしかに一部、思いました。

翌日めっちゃ前方で観た時は、今度は自然だと感じました。
ただこれはやっぱり2回目観劇だったからというのもあるのかも?

ソーマのあの年齢(23歳あたりらしい)に似合わない子供っぽさ、あれは研究ひとすじだからなんだろうと思うんですけど、その純粋さがそのままソーマ側の「すぐ好きになる」の根拠になってたんじゃないかなあと思います。

あ、でしかも多分ソーマ側は最初は思いっきり研究に比重のある喜び方をしてると思うんですよ!
「あなたさっき死んだんですよ!?」って状況なのに、喜びに満ちあふれた表情で希望を語る歌をうたうし、なんならその前のショック冷めやらぬリピート1回目のルナにも既に「タイムリピートはあったんだ!」っていう喜び込みの話を確かしちゃってたと思うんですよね笑

そのあたり、考えてみるとなかなか酷い研究者野郎だけど、そういうの研究者にはありがちなので研究者間で気が合った感じになって上手くいっちゃった感があったなって面白く見てた部分がありました。

そしてまさかの受け入れてもらえた!?ってところから彼女の役に自分が立てているという自信とかで今まで考えもしなかった恋愛方面の感情も芽生えてきたのかなって思うんですよ。
あれってある程度、自分を相手の人生に関わらせるための自信がないと動けないじゃないですか?たぶん。
初めのソーマはあくまで科学者としてやってきたことへの自信と専門家としての船への責任で動いてたと思うんですけど、次第にそれだけでなくなっていくのはそういうあたりからなのかなって。思ったりしました。

ルナは死のショック(しかも自分に責任の一部がある)の後に皆が同じことを繰り返すという意味不明さに、元々孤独で怖がりで疑心暗鬼の心が悲鳴を上げてるけど、なんかわけわかんない感じで盛り上がってるソーマがその気持ちを軽くしてくれたってとこから始まってる……んですかねぇ?

そもそもルナの(本来の)記憶の中でも、あんな風に明るく情熱的な研究者というのがあまりいなかったのかも、というのも思います。
記憶は消えてるけどルナの生い立ちではあんな風に楽しく勉強や研究はさせてもらえてないんじゃないかなあと思いますし、きっと「帝国の役に立ってもらうために」子供に技を仕込む感じの育てられ方だったのではないかと思うんですよ。
だから同じ科学者でもおそらくよって立つところはかなり違うと思うんですよね。

それと、そもそもキャプテンがああいう人だというところで、何度も心がほだされかけては「ダメだ自分は二度と人は信じないんだ」って思い直す、ってことを繰り返してたんじゃないかと思ったりもしました。
しかもツグミはいくら当たっても優しいし、リョウもルナ側のセリフには出ないけどそうだし、ジンもみんなに信頼されてる人でおそらく否定から入らずみんなの話を聞いてくれる人だし、、レオナとの関係はよく分からないけどたぶん、スパイなんだから連邦側での人生は無いはずのところから才能か何かで認めてくれて推薦してくれてるのかなという気もするし(ただ、あまり優しい庇護者ではないなというのはどうしてもあるけど)
というのは置いといてカナタ曹長もいいやつだし、機関士たちも相性はともかくいいやつだし、タイムリピート早期で慰めに来てくれるし、、操舵士たちはちょっと冷たいときもあるけど良くも悪くも場に流されるピュア感(クッキー救出シーンで「かっこいい~」ってなってるし)で、悪意を持って見てるわけではないし。

そんな感じでボーダーライン上にいたところに、猜疑心を差し挟もうとも思わないぐらい死んでもノリノリの明るいソーマを見て、さらに慰めに来てくれるいろんなクルー達にもほだされた結果素直になってみたとかそういう感じ、がルナの感情の流れなのかなと(?)

だからってソーマを好きになるのか?恋人的な意味で?っていうのはもうその人の趣味なのでなんとも言えないけど私は大好きです(完全に趣味じゃねーか)。

ところでジンがソーマを「研究ひとすじで恋愛なんてありえない人物」的に評するところ、だからってそれを否定するニュアンスでもなく(と私は感じた。これは台詞そのものというよりジンの人柄、印象がそうさせたのかも)、「恋愛なんてという人間が存在するわけがない」的な発想の人ではないことも伝わる気がして、ありのままを受け容れるうつわの大きさがあのジンの信頼感のもとなのかなって思ったりしました。

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ソーマの台詞「君は手を繋ぐのが苦手だったね」は、作中では何も触れられてないですよね。
いや、母とのエピソードでその意味は明かされてるんですけどなんであの時点のソーマがそれを知ってるのか。
……だったと思うんですけどどうでしたっけ^^;

(そうだったと仮定しての話になるんですけど)
ええと、つまり観客に「え、なんで手繋ぐの苦手なの」と思わせる前フリだと思っておけばいいんですかねぇ?
「ママに手を繋いでもらわないと眠れないんじゃないの?」という、「私はそんなものもう要らない」と強がるための自傷的台詞(そしてたぶんソーマも想定より深く傷つけるはずの台詞)と合わせて、ってことなのかなあと。

ところでソーマはこの台詞についてそう傷ついたという風もないというか少なくともそれでルナへの感情が変化するという感じではないんですよね。
やっぱりけっこうそれなりの年齢まではちゃんと父母と兄のもとで肯定的に育てられた、それこそお坊ちゃんなのかなという気がします。
「君と僕は似ている」と言うけど、きっと実は似てないんじゃないかと。


ルナは自己肯定感がまるでないと思うけど、ソーマはあくまで肯定的に育った子供にショックなできごとがあり、孤独な境遇に置かれてしまったという状態で、
一番信じていた父母や兄からの愛についてはきっと今も全く疑ってないと思うんです。
(ただ、似てるとこが全くないかと言えばそれはそうではなくて、やっぱり実際親と離れ離れになってしまったこと、理由は違えど孤独であらざるをえなかった境遇というのはあるのかなとも思います。)

ソーマがショックと孤独があっても今もこの調子なのは一番大好きな研究に打ち込めていたということと、研究者にありがちなネジが何本かぶっ飛んだ人だということ*6がかえって好影響を及ぼしてる……
のか、逆に環境がネジを飛ばしたのか……? とか、そんなことも思います。

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何回目かのタイムリピートの時、アリサがツグミの通信の異常に気付いてせっかくの手繋ぎの場所から離れてしまうんだけどそれを引き止めに行こうとするジンとさらにそれを止めようとするエイジの攻防がとても良いものでした。

結局どうなったのー!?って状態でタイムリピートするので、ほんとにとても良かったです。

あとラストタイムリピートでのソーマの絶叫「そんなんどうだっていいよ!!!」が本当に良かったなって。すごく印象に残りました。

一度はみんなでタイムリピートしてみんなで何とかしようと知恵を絞ったことを改めて思い出すと、その後結局タイムリピート人数が減って元通りのシーンが再現されてしまったこと、結末もまた余計辛いものになってしまったな……とか。

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ルナとソーマの専門分野について。

今回は着陸に際して鉱物の特徴を聞かれる場面だったのでルナの意見が優先されてましたが、そもそも宇宙を航行する中では宇宙物理学の方が専門分野のはずで、これまでにもああいう言い争うような場面はあったのかなとか考えた時、ルナはその時点でソーマの頭脳を認めてたというのはあったのかも?というのも思ったり

今回、挙動に注目して「軍のレオナとカナタもスパイなのでは?」と仰ってた方がいて、その中で「軍に潜入してるスパイもいるだろう」って話があった時に思ったんですが、レオナに上から圧力をかけてる上官にスパイがいるんじゃないかなあ、と。
ルナもまずそこからの仲介があって、最終紹介口がレオナになってるだけ……という流れだったり?

というのも、レオナ自身がスパイだと、強引に船を着陸させようとする意図がちょっと分からないかなあと思ったんですよ。反応を見てるとルナの爆弾のことは知らなかったみたいなので。
ツグミはもう1人が着陸できないようにさせるという話を聞いてるしそれ以降は自分の役目じゃないから落ち着いてるけど、かと言ってもちろん進んで着陸するように仕向けるようなことはしないわけですし。
レオナがスパイで爆弾を知らないなら、「船が着陸したがらないならそれはそれで好都合」って思ってないとおかしいかなあと。

あと、なぜ帝国軍は指輪に記憶を戻す機能を付けてしまったかって物語上必要だからに決まってるんですけど、それはそれとして理由を考えてみたい。

1つ目。任務の路線変更などの理由で記憶が必要になった時、簡単に記憶を戻せないと困るから。宇宙で動き回ってる時代に、記憶を戻すのに大掛かりな手順を踏まないといけないようでは成り立たないから。だから同乗してるスパイに指輪を持たせている。
(でも指輪でできるんだったら脳に埋め込んでるチップの遠隔操作で消したり戻したりできそうとかそういうの、気にしたらダメです。ツグミも指輪じゃなくてもチップでいけるじゃんとか気にしない)

2つ目、科学者の矜持。
その分野の研究をしていて、「記憶を消せる小さな装置を開発しろ」と言われ作らざるを得なかった研究者がいたとする。でも彼/彼女は、この帝国軍で人の記憶を消すことがどう使われるか考え、罪悪感に苛まれる。
そして、自分の命を賭け、「記憶を消せると同時に、戻すこともできる装置」を作り、↑のような理屈で上層部を丸め込むことを試みる。

みたいな。そんな妄想も楽しかったです。

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とりとめなく思いついたことを書いていったのでまとまりがないですが、この辺で。
エスペランサ号のクルー達に出会えてよかったです!

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*1:グループ名決定:『雨ノ森 川海

*2:ていうか今これ書いてて、普通販促ってアフタートークな気がするのに今回事前トークイベントだったのは舞台の内容がこうだったからなのかな……とか思ったり

*3:ていうかこの舞台、この9/28~10/8っていう台風連続期間に当たってて一公演も中止にならなかったのなかなかすごいと思います。唯一の休演日が台風で電車止まった日だったり……さすが曇り女の佳林ちゃん(?)

*4:思えばドラマ武道館の時も紗友希さんの演技に、、ちょっとした表情の変化で全部伝わる感じに感動したんでした。

*5:あと役柄的に+グループ違いで話題に上りにくいけどレオナ少尉も

*6:さっき書いた通りの、死んだはずがタイムリピート!?ってショック状態のルナの前でタイムリピートを喜んじゃうあたりとか、まあショックはさめてきたあたりとはいえルナ本人の話をさておいて研究に協力して欲しいなんて話を始めてしまうあたりとか