紺野さんは十割そばがお好き

はてダ「後藤さんの耳はうさぎ耳」から引っ越してきました

2010年の横浜アリーナにどうしても行きたかった理由

去年の亀井絵里ジュンジュン・リンリン卒業コンサート横浜アリーナにどうしても行きたかった理由を、今日の愛ちゃん卒業コンサート@武道館に行けなかった無念を込めながら書きたいと思います。w




私、もともと2007年から始まった高橋愛リーダーのモーニング娘。を、ハラハラしながらも大切に思って見ていました。

8期が加入して、2005年から2年間娘。を引っ張ってきた吉澤さんが卒業して、そこでミキティ脱退。サブリーダーになるはずだった当時20歳の愛ちゃんがリーダーになったんですが、とにかくトークの下手な人だし、当時はリーダーになる心構えもできてなかったから本当にハラハラだったんですよ。ただでさえ10人程度の中に3人新人が入ってるなんて状態で上が抜けて大変な時で、コンサートのレベルはやっぱり一旦下がっていたし。メンバーたち、この時期はきっとほんとに大変だったと思います。


そんな中、明るく、その時のモーニング娘。にぴったりな人生応援ソング「みかん」が出て。翌年2008年、「リゾナント ブルー」が出ます。リゾナント ブルーは当時のモーニング娘。のスマートなかっこ良さ、ファンも気付いてなかったかもしれないぐらいのかっこ良さを表現していて、そのPVからストーリーを想像するスレが未だに続いてるぐらい盛り上がりました。さらにアジアツアーもあり、台湾・上海・韓国で公演して、現地の音楽番組が特集組んでくださったりもしました。

さらに2008年は宝塚さんとのコラボミュージカル第2弾「シンデレラ」もあり、ワタクシ頑張って東京さ行って2公演見てまいりましたよ。愛ちゃんが特に、ほんとすごいと思った。


そして、その次の2009年です。この年に、OGメンバー含む年上組、当時は「エルダークラブ」というくくりに入っていた年上ハロプロメンバー達がハロプロを卒業することが発表されました。私はその2009年2月、横浜アリーナのエルダー卒業コンサートを観に行ったんです。前置き長かったですがここが本番です。


この時見たモーニング娘。を、私はあまりいいと思わなかったんです。


席が良くなかったというのはありました。舞台を真横から見るような席で、しかもすごく遠かった。ファミリー席(立ってはいけない席)だったのもあり、周囲も静か。横の人がちょっと身を乗り出すと舞台が見えなくなる。これで盛り上がるのは無理という環境ではあった。

でもね、それでも稲葉貴子さんと前田ゆきどん「Magic of Love」は響き渡ってたんですよ。それでもメロン記念日の「This is 運命」は楽しかったんです。


モーニング娘。があまり良くなかったとはいっても、稲葉さんとゆきどんの歌を100としたら50ぐらいは良かったです。でも50だったんです。私その時すっかりモーニング娘。が好きだったんですよ。新曲の「泣いちゃうかも」も好きだった。リゾナントも歌ってくれました。でも50でした。


私、その時思ったんですよ。横浜アリーナにこの9人でリベンジしてほしい。このモーニング娘。横浜アリーナをガンガンに熱くするところを見てみたいって。


その次にあったモーニング娘。コンサートツアー「プラチナ9DISCO」は、また盛り上がりを連れてきてくれました。コンサートに友達を連れて行ったら「いいじゃん!」って言ってくれた、というような書き込みが増えたり。後日DVDが出た時、私もまたすっごく盛り上がりましたw オープニングとかもう、かっこ良すぎるでしょと。それに「情熱のキスを一つ」の愛ちゃんのフェイクとか。しかもこの頃、「しょうがない 夢追い人」が2年半ぶりにオリコン週間1位を取ったという事件もあって、めっちゃうれしかったです。


その年はアメリカのアニメエキスポに出演して、7500人のファンの前でライブしたり。その評価もまた高かったり。OGメンバーと一緒にテレビ出演したり。その時プロモーションしてた「なんちゃって恋愛」が、1位は取れなかったけど売上を伸ばしたり。


その次の2009秋コンサートでは、久住小春の卒業が発表されました。ショックでした、次世代の真ん中でこれからモーニング娘。を引っ張っていってくれる人だと思ってたから。でも後に出た「17歳の転職」によると、心身ともに限界だったみたいですね。エースとして期待されたがゆえに月島きらりとしての声優仕事もあってものすごく忙しくて、もう、一旦休憩しないとダメだったんじゃないかと思います。すごく痩せてましたしね、あの頃……。でも、そんな小春の卒業コンサートである「ナインスマイル」も、やっぱりかっこよかったです。そしてあたたかかった。卒業セレモニーで笑わせてくれるという小春らしさでした。(笑)


翌年2010年。小春が抜けて8人になったモーニング娘。は、やっぱり違った風に見えました。小春は歌やダンスが超すごいってタイプではなかったから実力的にどうこうはないだろうと思いましたが(笑)、やっぱりあの小春が抜けたらかっこ良さが減るんじゃないかと、それにバランスも崩れるんじゃないかというような心配はしてました。…でもねえ、そしたら、メンバーもそう思って発奮したみたいで、2010春ツアー「pikaッpikaッ」のパフォーマンスはさらにすごくなってました。アンコールのHow do you like Japan?と涙ッチは新境地切り開いたなと思いました。コンサートは間違いなく楽しかった。2009年とは少し違ったモーニング娘。だったけど、このモーニング娘。も私大好きだ、と。ほんと好きだって思いました。

そしてこの曲たちをひっさげて、彼女らは今度はフランスのジャパンエキスポに乗り込み、今度はしっかり有料で4000人を集めました。これもまた評判は上々で、私はテレビやDVDでその映像を見て、ほんとに大きくなったなあと、それとこれは春ツアーもそうですが、大人になった、自信を付けたなってふうに感じました。


5期メンバーや6期メンバーは特にテレビ出まくってた時期のモーニング娘。に入ってきた子たちで*1、どこか、「自分たちこそがモーニング娘。だ!」ってふうには思えていない感じがしてたんです。いつまでも偉大な先輩たちのイメージが抜けていないのは、実は誰よりも本人たちなんじゃないか?と思ってました。でもこの頃、それが変わったんじゃないか、って気がしたんです。何がきっかけだったのかはわかりません。あのメンバーで1位を取れたことだったのか、実力をつけてきたことだったのか、それが評価され始めたことだったのか、海外で評価されてることを肌で感じたからなのか、全く違うそれ以外の何かだったのか…。それとも、私がそんなことを思ったこと自体がズレてるかもしれませんが。(笑)


そんな2010年夏。こんどは、亀井絵里ジュンジュンとリンリンが卒業することが発表され、同時に、4年ぶりのオーディションが開催されることが発表されました。

そうか、今度こそ全く違う次世代のモーニング娘。になるんだな、と。この8人、小春を入れた9人の時代は終わるんだなと。何人かは次のモーニング娘。に残るけど、モーニング娘。の形はガラっと変わるから、これから始まる2010秋ツアーがこの時代の最後になるんだなと。

初めは卒業の日は12/12、JCBホールの予定でした。そんなに大きい会場じゃないから私は遠慮しようと思ってました。卒業する彼女らのことを一番好きな人が行った方がいいと思ったんですよ。私も、一番好きな紺野さんが卒業する時は(最後の日は無理だったけど)紺野さんの声を聴きに行って、それでなんかストンと納得できたという経験があったので。


ところが。なんと12/15に横浜アリーナの追加公演が発表されたんです。


この時に、「横浜アリーナにこの9人でリベンジしてほしい」と思ったことを思い出しました。お金のことやら他にも色々あって初めはそれでも諦めてたけど、お金のこともなんとかなって、チケットも運よく譲っていただけて。

当日始まる前はそわそわと緊張してました。2009年のあのあと、ずっとモーニング娘。はレベルアップしてきたって分かってました。だから大丈夫だと思う。大丈夫なんじゃないかな。…大丈夫かな?


始まったら、もうそんなこと考える必要はなかったです。モーニング娘。はめちゃくちゃかっこよかった。横浜アリーナに歌声が響き渡ってました。自信が漲ってました。力強かった。あの時のモーニング娘。は、…私が勝手に思っていたことだけど、横浜アリーナに見事にリベンジしてくれました。


*1:よく「全盛期」とか「黄金期」なんて言われる時期