紺野さんは十割そばがお好き

はてダ「後藤さんの耳はうさぎ耳」から引っ越してきました

小春の活動振り返り

今日は小春の卒業の日ですね。ってことで、2年以上続いた9人のモーニング娘。に惚れ込んだ者として、モーニング娘。7期メンバー久住小春のこれまでの活動を振り返ってみます。


2005年(5月〜)

脱退卒業リーダー代替わりが続き、オリジナルメンバーがすべて卒業し、その形を変えようとしていた時期のモーニング娘。に中学1年生・12歳で加入する。「エースを超えたミラクル」と絶賛され、モーニング娘。の歴史の中で初めてモーニング娘。が地元まで迎えに行く形での合格発表だった。当時のリーダーは20歳なりたての吉澤ひとみ。……ちなみに、久住の加入まで最年少だった田中れいなはこの時、高熱でぐったりしながら頑張って迎えに行ったらしいw 教育係は久住加入前に最年少タイだった道重さゆみに決定。

まるっきり子供の状態で入ってきて、「ハロー!モーニング。」初登場で素ボケをかましたり、リーダー吉澤に「やる気あるの?」と叱責される場面が流れたり、それでも飄々としていて何を考えているかわからなかったりと、当時のファンにとっては「ミラクルと言われてもよく分からないんだけど……」という状態だった。また、年齢の割に身長が高く美人系の顔立ちであることと、ジャージ・ヘルメットで田んぼの中を自転車通学する年齢相応な様子とのミスマッチが面白がられてもいた。

2006年

テレビ番組の企画でキックベースやバレーボールをやってみたものの、失敗する場面が多く、運動神経は期待できないんだなとファンに認識される。むしろ、加入当時に本人が言っていた「バレーボールをやっていて村のキャプテンでした」の言葉も嘘ではないか?などという憶測も飛んだ。(が、個人的にこのバレーボールの企画を見返してみたところ、はじめのうち大人のコート・スピードに慣れなかっただけで、後半はきちんとボールを拾えていたと感じた)

道重さゆみとのユニットで「レインボーピンク」というぶっとんだ曲を発表。そのレコーディングで苦労する様子がテレビで流れた。また、一緒に活動していたメンバーの卒業をこの年初めて経験し、涙する場面も。普段あまり泣かないメンバーなだけに、ファンにとっては意外な事件だった。

3月、13歳でアニメ「きらりん☆レボリューション」の主人公月島きらり役に決定。「月島きらり starring 久住小春 (モーニング娘。)」としてOP・EDテーマも歌い、そのシングルCDのロングセラーぶりが話題になった。特に10月発売の「バラライカ」はその中毒性の高さと各種MADによりニコニコ動画などでも盛り上がりを見せた。

11月、「歩いてる」で加入後初のオリコンウィークリーチャート1位を獲得。明るく前向きな曲が好きなのか、久住はこの曲と翌年発売の「みかん」を好きな曲として挙げることが多い。

2007年

前年末にきらりん☆レボリューションのカードゲームが始まり、2007年から女の子向けカードゲームの中心的存在となった。このあたりのことはWikipediaのきらりん☆レボリューションの項を参照。ちなみに、初期にライバル的存在だった「オシャレ魔女 ラブandベリー」には教育係の道重さゆみ*1がハマっていたw また、「きらりん☆レボリューション・ソング・セレクション」シリーズとは別に、「月島きらり starring 久住小春 (モーニング娘。)」名義でリリースしたシングル・C/W曲に同名義の新曲も加えたアルバム「☆☆☆(みつぼし)」「きらりん☆ランド」も発売された。☆☆☆というアルバム名は久住本人が考えたものらしい。

前年12月に8期メンバー光井愛佳が、3ヶ月後の3月に8期留学生のジュンジュン・リンリンが加入。久住加入時のリーダーである吉澤が満を持して卒業、その直後藤本が脱退したことにより高橋愛がリーダーに就任、今日まで続く9人体制がスタートする。それまでは3歳以上年の離れたメンバーの中に一人子どもがいる状態だった*2が、先輩としての顔も持つようになる*3。それまでは飄々とした印象が強かったが、8期メンバーにライバル意識を燃やして軽い言い争いを起こす場面も見られるようになり、一気にその負けず嫌いなキャラクターがファンに認識されていった。

飯田圭織安倍なつみ後藤真希新垣里沙とともに「モーニング娘。誕生10年記念隊」を結成。いつもニコニコしていて、恐れられているような大先輩相手でも気にせずずんずん近づいていって結局可愛がられてしまう……という、怖いもの知らずな部分もこの年に知られていった。またこのとき以来、初めのうちあまり目立たなかった新垣里沙との暴走&ツッコミコントな関係も話題にされるようになった。

2008年

長い手足をコントロールしきれていないおもしろダンスとよく言われていたが、この年リリースの「リゾナント ブルー」あたりからダンスがかっこいいと言われることが増え始める。「ダンスが上手い」とまではなかなか言われないものの、この傾向は翌年さらに強まっていく。前年から始まった9人体制ではセンターを担当することが多くなり、すらりとした長身とあいまってダンスフォーメーションにおいて目だつ場面が増えていった。

この頃行われていた2008年春のモーニング娘。ツアー「シングル大全集」では、力不足もあってかあまりパートは与えられなかった。しかし、発売当時の新世代後藤真希+4期の象徴であった「I WISH」を久住小春+8期メインで歌ったり、同じく新世代がフィーチャーされていた「モーニング娘。ひょっこりひょうたん島」を月島きらりで培った(w ひょうきんモードで見事に自分のものにしてしまったりとコンサートでも徐々に頭角を現し始める。このツアー後すぐに行ったモーニング娘。アジアツアーでも大きな歓声を浴びていた。

8月に行われた宝塚との2度目のコラボミュージカル「シンデレラ The ミュージカル」においては王子の腹心役をつとめ、その男前ぶりが話題に上った。また、秋のモーニング娘。ツアー「リゾナントLIVE」では、ジュンジュンとの喧嘩を光井に止められリンリンが何事もなかったかのように次の曲のフリを入れるというケンカコントMCが好評を博し、前年から始まった後輩8期との関わりがさらに注目されるようになった。

きらりん☆レボリューションでは引き続きシングル・アルバムをリリース、初コンサートも開催。ハロプロエッグで同じく声優の吉川友北原沙弥香との3人ユニットMilkyWayや男性ユニットSHIPSとともに9000人を集めた(まんたんウェブ)。

2009年

3年継続したアニメ「きらりん☆レボリューション」のラストコンサートを5月に開催。上記メンバーの他におはスタメンバーも駆けつけ、感動的な卒業コンサートとなった。同じく5月、モーニング娘。しょうがない 夢追い人」にて2度目のオリコンウィークリーチャート1位を獲得。

ソロ活動が多いにもかかわらず歌唱力には難があったため、特にアニメ関連の活動ではなかなか踊りながらの生歌の許可が下りなかったようだが、現体制に入ってから徐々に生歌で歌える機会が増え、きらりん☆レボリューションの活動が終わったことで完全に生歌に移行。

その結果、アメリカロサンゼルスにて開催された「アニメ・エキスポ」にてモーニング娘。としてライブを行った際には、全員が踊りながら生歌で歌っていることへの賞賛の声、こんなグループは他にないという声も聞かれた。ちなみにこのライブはチケットの取得方法がややこしかったにも関わらずサブカルチャーファン7500人を集めることに成功し、「楽しくなければ出て行くアメリカ人が皆最後まで聴いていた」といった感想もあがっていた。コンサートを主戦場にした現モーニング娘。の面目躍如なできごとだったと言える。

きらりん☆レボリューションでの活動が終了しモーニング娘。での活動にほぼ一本化された影響か、モーニング娘。での活動にきちんとフォーカスが合った感もあり、上記のような成長もあいまってますます次期エース・将来のリーダーとしての期待が膨らんでいた。そんなタイミングで卒業が発表されたため、彼女を惜しむ声が多くあがっている。一方で、彼女の(特に若い層への)知名度や、ソロ活動に慣れていること、思い切りよく前向きなキャラクターなどを挙げてその卒業に納得する声もある。

ちなみに

ちなみに、モーニング娘。において最年少*4が卒業するのは初……ではありませんw 福田明日香さんという前例があります。(初期は公式には卒業ではなく脱退という言い方をしていたので、そういった意味では初の最年少卒業と言えなくもないですが、当時のメンバーも卒業という言い回しは使っていますし言葉で区分けするのはあまり意味がないと思います。)

また、恒例の「いじめでしょ?」とか「解雇でしょ?」という風に卒業を悪い方向に解釈しようとする人たちもいるようですが、彼女がモーニング娘。においてどういう存在だったかはこの記事や現役モーニング娘。9人の人間関係を参照してみてください。これも私の書いたもので申し訳ないですが、嘘偽りなく今見えている関係を書いています。また、こういったデマは初の卒業者でもある福田明日香さんの時代から続く悪習慣なのですが、福田さんへのイジメ報道についてもこちらで具体的に否定されています




あー、今まさに卒業公演中なんだなあ。いい卒業式になってるといいな。

昼公演で面白乱入があったという情報も入ってますねw




※後日注:

もしかすると、「久住小春モーニング娘。を卒業します。同時にハロプロも卒業します」って発表を聞いて小春が引退すると勘違いした人たちがいじめだなんだって色々考えちゃってるのかなー、とも思いますw

ええと、2009年春にOGたちがハロプロ卒業して以来この辺の制度が変わってまして、今はモーニング娘。卒業=ハロプロ卒業です。ハロプロ卒業っていうのはファンクラブのくくりが変わってハロプロ合同のコンサートやイベントには出なくなりますよってことであって、ソロで活動する分にはハロプロのくくりはあまり関係ありません(むしろ、このくくりがあるがために動きにくくて苦労していたOGメンバーもいるようです。合同イベントとずらしてソロのスケジュールを入れる必要があるので)。


モーニング娘。OGになった久住小春の情報については公式サイト、もしくは公式ブログへどうぞ〜。どうやらAmebaなうやピグも楽しんでるようですw

*1:道重は女性アイドルヲタでシール集めが趣味

*2:「みんな大人だから自分の相手なんてしてくれないだろうと思ってた」という発言もしている

*3:ただし、8期は久住の同い年光井と年上のジュンジュン・リンリンという構成なので、最年少状態は継続

*4:正確には久住は最年少タイで、同い年の光井愛佳の方が誕生日は後