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はてダ「後藤さんの耳はうさぎ耳」から引っ越してきました

呪報2405 11話・12話(最終回)ネタバレな…感想?

高橋 須藤


>> 呪報2405 ワタシが死ぬ理由 <ドラマNEXT> | 関西テレビ放送 KTV


愛ちゃん出演、茉麻も妹役で出演のこのドラマ。

怖いの最近ほんとダメなわたくしにはツラいお時間でございました( ;∀;)

しかも、10話まではよくある「一番霊に同情を示した比較的『いい人』が結局理不尽なひどい目にあう」ってパターンが目白押しで……いやそればっかりではないんですけど( ;∀;) それと後から思えば当たり前なんですけど後半に行くに従ってどんどん怖くなっていくのがー(途中一休み的な回もあったんですけどもね)! いや実は10話までは怖そうなところ早送りしまくったしリアルに指の隙間から見たりしてたので間違ったこと書いてたらごめんなさいなんですけど←オイ


だったんですが、11・12話は(というか12話の最後の最後ですが)よくよく考えてみるとすごくこれ筋通ってるんじゃ、といいますか、考えれば考えるほど背筋が凍るといいますか、もうなんかうわああああってなったのでブログに書いておくことにします(書くとうっかり読み返して思い出しちゃうから嫌なんですけどね!)

あ、でももしまだ見ていなくてまだネタバレ感想などもご覧になってなくてそしてこれから見る予定で今これを読もうとされてるレアな方がいらっしゃったら、関西テレビおんでまで11話・12話だけでもご覧になってから、をお勧めします。普段ネタバレ気にされない方でも、これはオチ知っちゃうとけっこう興ざめじゃないかなあと思うので。

あと勿論、「考えれば考えるほど背筋が凍る」のが嫌な方にもお勧めしませんです。どなたかが既に書かれてそうな内容ではありますが(^_^;)


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あの一番最後のオチを最初に見た時はとにかくまず生理的嫌悪感が来ました。だって、あの男と、その被害者で沢渡夏花さん(愛ちゃん)を呪いながら焼身自殺した鏡子さんの子がそこにいるんですよ!しかもつまり自分の体を内側から支配されてるってことで…!(ヒイィィィィ)ってなりまして。なんかべっとり何かに侵食される感じといいますか、ほんとに観たことを後悔する気持ち悪さでした(たぶん作り手さん役者さんたち的には褒め言葉)。


で、作品で語られたのはその夏花さんの絶叫と、後輩や上司の方々の後日談(そこで夏花さんが失踪したことが語られる)のみだったんですが。

常識では考えられない経緯で子供ができた。失踪した。失職しますし親や友人知人とも皆、少なくとも一旦は切れてしまうんじゃないでしょうか。そしてきっとその子を産むかといったら、残念ながら中絶することになるだろうと。最初はあまりの気持ち悪さに、その辺りの「夏花さんの人生に大きな影響を与えた」ところで思考が止まってました*1


ですが、後日「一度できたことは二度でも三度でもできるんじゃないか?」と思ってしまいまして。夏花さんももしやそのことに気付いたから失踪したのでは、って気がしたんです。

だって母の鏡子さんが焼身自殺した時点であの子だって死んでるはずなんですよ。その子を中絶して何になるのか。例えば一年はそれで大丈夫でも、翌年の鏡子さんの命日にまたあの子がおなかにやってくるってことがあるんじゃないか? それが何度でも繰り返されるんじゃないか、いつか結局産むことになるんじゃないかと。もしそうだったら怖すぎる。体も精神も人生も鏡子さんに支配されたようなものです。

しかもそうなると、夏花さんが顔も名前も知れたキャスターだってことが足かせになるのではと。はたから見れば、「人気キャスターの妹が急に殺されその直後にキャスターが失踪したと思ったらどこぞの馬の骨に妊娠させられていて中絶、しかも再度妊娠の上その子を父親なしで育ててる」ということに。しかも彼女がキャスターになったきっかけは「いいところのお嬢さんである鏡子さんがレイプされ、しかし泣き寝入りせずに訴えた勇敢な女性だと称えられていたところを『裏の顔はキャバ嬢だ』と暴き世間の評価を逆転させた」ことなんです。「人を傷つけて昇進したあのキャスター、結局そのお嬢さんと同じ道を辿ることに!?」みたいな…なんか週刊誌が好きそうな話…です……。

鏡子さんの仕事を暴いたことは一応、夏花さん的には「真実を報道するべきだ、例えそのことで社や自分が世間に叩かれても報道機関である以上は」というポリシーを貫いてるということみたいなんですが*2、鏡子さんにとってはそれは「よく知りもしない人が好き勝手なことを言って私の人生をめちゃくちゃにした」なんですよね。愛情のない父親(警察の方曰く)に隠れて母が作ってしまった借金を返すための高額アルバイトだったとあれば尚更のこと*3


鏡子さんは、母の借金を冷たい父や世間に隠れてこっそり返すために頑張って夜の仕事をし、そんな中で全く無関係にレイプ被害を受け、それでも折れてしまわず誇りを持って歩こうとしていたところで仕事を暴かれて理不尽に名誉を失い、心ない言葉に二次被害を受け、おそらくは周囲の友人知人も完全にもしくは部分的に失い、そして事情を唯一知っている支えだっただろう母も失い、さらにお腹にレイプ犯の子供がいることを知り、自分の人生をめちゃくちゃにした沢渡夏花がそれをきっかけにキャスターになったことを知った。まっすぐ歩いていた人がまっすぐ歩けなくなり、人生を終わらせてしまうことになった。

だから、レイプ犯と父親は殺した上、

夏花の大切な「仲の良い」妹の命を奪い、本人のお腹には奴の子供を送り、失職させ親族友人知人とも引き離し、そしておそらくはこれから名誉も奪って、「事情が事情なので説明できないまま」「よく知りもしない人たちの好き勝手な心ない言葉を浴びる」という目に遭わせようとしてるんじゃないか、と。そうしてまっすぐ歩いていた夏花をまっすぐ歩けなくして、そして……それが「ワタシが死ぬ理由」……?



単にお腹に子供ってことだけでも私は「うわあ…」となったので考え過ぎかとも思ったんですが、とりあえず思いついてしまったので書いてみました。「二度でも三度でも」の部分がなくても名誉を奪うことはできる気がしますし、中絶できたからといってすべてチャラになるわけではなく体にも心にも傷を負うことになるので、そこは特に考え過ぎかもしれないですね。

基本的にこの「呪報2405 ワタシが死ぬ理由」というドラマは理不尽に・因縁とか無関係に怖い感じだったと思うんですが*4、最終回のラストがもしこういうことだったらすげえ…!と思います。や、私が無知なだけでしばしば使われるアイデアだったりするのかも知れませんが。そもそも考えすぎかもしれませんが……ともかく私は、たった2つの行動でこれだけの仕返しを果たすこのラストはすごいなあと(ものすごく気持ち悪くなりつつ)思ったので、この感想を書きたくなったんでした。*5

なので、「考えれば考えるほど背筋が凍る」のも事実なんですが、ちょっとこう考えてみると腑に落ちた分少しだけすっきりした感じもします……いえやっぱり気持ち悪いですけども(^_^;) ←褒め言葉

*1:なので、そこまで衝撃を受けなかった人は私の考えたようなことはすぐに連想されたかもしれません

*2:だから真実を知った後は鏡子さんの名誉回復に向けて動いていたりする

*3:そうでなくてもこういう時に職業を云々すべきではないわけですが

*4:といっても、報道が真実と違うということではどの話もつながっていて、そこがこのドラマを繋ぐ肝だったんだろうなと。一旦分かりやすくその部分のまとめをしていたのが一つ前の10話だったんだなー …と後から思いました(^_^;)

*5:とはいえ妹の春花は、他の話の犠牲者たちと同じく「何も悪くないしむしろ犠牲者に同情的なのに殺された」ということになってしまうんですが。