紺野さんは十割そばがお好き

はてダ「後藤さんの耳はうさぎ耳」から引っ越してきました

アンティゴネー・悪童日記

紺野さんが以前ラジオで読んでると言ってた↑の2冊を先日読み終わりました。別に紺野さんのニュースが来たからとかじゃなくてちょうど読み進めてたところだったのがちょっとうれしいヲタ心(w


でも今そのラジオの日付を調べてみたら、080818 Guts10☆ガッタス!! 里田まい紺野あさ美 での発言だったらしいですw なんだかんだ一年以上前の話じゃないか!と、しかも、その話を以前ここでした時、愛ちゃん主演ドラマの原作「Q.E.D.−証明終了−」も読むと言ってたのに結局一巻の途中まで立ち読みしただけじゃないか!と自分に小一時間(ry。面白かったのでまたいつか読みたいとは思ってますけど、また一年後とかになってそう(笑)


で内容なんですが、ちょっとこの2作品に共通するテーマもあるなあとか、こういうどこかしら戦いの要素があるものが紺野さんは好きなのかなあ(漫画やアニメの趣味も含めて)とか、思ったりしました。まあ紺野さんがどんなきっかけでこの2冊を読んだかは分からないわけですが。

アンティゴネーは古い翻訳だし文体も舞台の台本そのまんまな感じで読みにくかったですが、作品内のテーマとしても舞台で観るときっとずっと楽しめるだろうなと感じました。一方で悪童日記はかなり好みな感じの叙事的な文章で、三部作の残り「ふたりの証拠」「第三の嘘」ももう既に読む気満々ですw 作中ではいろいろと酷いことが起きてるわけですが、叙情的でなく叙事的なので、主人公たちに起きたこと・主人公たちが起こしたことについて冷静にいろいろ考えながら読めるところが好きだなあと。戦争において性の話は欠くことのできない要素の一つだと思いますが、それについても淡々と盛り込んであるのが良かったです。


その昔、小学生の頃に「歴史小説は本当にあったことをそのまま文章にしてるわけじゃない。創作されてる部分がかなりある」と聞いてショックを受けて以来パッタリ小説を読まなくなってしまった元歴女(?)の私ですが、最近ようやくまた小説を読もうかなあと思い始めてたところでした。アゴタ・クリストフという作家さんを教えてくれた紺野さんに感謝です。



あ、そういえばスレイヤーズ読み返すのも忘れてた。たぶん二年後ぐらいに読んでると思いますw